隣接法律専門職といいます
法律家と言えばみなさん先ずは
「弁護士」を思い浮かべるかと思います。
この弁護士の資格を持っていれば、
法律に関する仕事はほぼすべて取り扱うことが可能です。
俗にいう”法律家”というものは、3法曹のことを指し、
弁護士、検察官、裁判官の3っつの裁判を中心に主な仕事をする職業を言います。
司法試験を合格しなければなることのできない職業です。
ここに含まれない法律系の専門職のことを
”隣接法律専門職(りんせつほうりつせんもんしょく)”といいます。
弁護士ではない行政書士・司法書士・社会保険労務士などの
隣接法律専門職は、それぞれの資格を定めた法律、
「行政書士法」や「司法書士法」「社会保険労務士法」等で規定された
範囲内の法律関係事務の仕事の受任が可能となります。
それぞれの資格は国家資格であり、それぞれの独占業務があります。
この独占業務を無資格者が行った場合、罰金・懲役などの刑罰を受けることになってしまいます。
逆に言えば、資格者は一般に禁止されている業務を独占的に行うことが可能となります。
代表的な隣接法律専門職
- 行政書士
- 司法書士
- 税理士
- 社会保険労務士
- 公認会計士
- 海事代理士
- 不動産鑑定士
- 土地家屋調査士
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