法律資格ガイド 実際の現場からレポート

海事代理士の徽章(バッチ)

法律資格ガイド|見出し海事

菊の花びらの中央に操舵輪(ラット)が配置されています。
海の法律資格者らしいデザインですね。

 

海事代理士とは

国土交通省が主管となる資格で、
海事代理士法(昭和二十六年三月二十三日法律第三十二号)
に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け報酬を得て、
国土交通省や都道府県等の行政機関に対して、
船舶安全法、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律、
船員法、船舶職員及び小型船舶操縦者法などの
海事関係諸法令の規定に基づく申請、届出、登記
その他の手続きをし、又はこれらの手続きに関する書類の作成等の
法律事務の仕事を行う国家資格業です。

 

 

かなりマイナーな資格だと思いますが業界では
”海の行政書士”とか”海の社会保険労務士”等と呼ばれています。

 

法律系資格の中でも合格率が50%前後
かなり高めの合格率となっているのが特徴的です。


海事代理士受験生向けの講座がない。

現在海事代理士を目指す人向けの通信講座などはどこにも用意されていないのが現状だ。
全ての受験生は下記のような参考書をもとに独学での合格を目指している。

 

海事代理士合格マニュアル【三訂版】

概説 海事法規

海事六法〈2012年版〉

 

海事代理士について関連ページ


海事代理士試験情報   ・海事代理士業界の現状と平均年収

 

法律資格ガイド 法律国家資格の仕事を現役実務家が語るトップページに戻る

海事代理士について記事一覧

受験資格無し、誰でも受けることができます。試験日及び時間筆記試験   毎年9月下旬   9:00〜17:10口述試験   毎年11月下旬  10:00〜17:00申し込みの期間受付期間  毎年8月上旬から9月上旬まで試験の科目及び方法試 験 科 目 1・筆記試験・一般法律常識(概括的問題) 憲法、民法、商法(第3編「海商」のみ対象。)・海事法令(専門的問題) 国土交通省設置法、船舶法、船舶安全法、...

仕事はほとんどない海事代理士という仕事が世間にあるということを初めて知ったという人もおいのではないだろうか?このマイナーな仕事、海事代理士のメインとなる仕事は”船の登記”だが、この船舶登記は司法書士も行っている。世間一般では登記と言えば司法書士の仕事というイメージがあり、実際に船舶の登記も70%は司法書士が行っている。残りの30%について海事代理士が行っているにすぎないのが現状のようだ。政府の統計...